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水が流れる場所。

川でも雨どいでも、自然界に於いて水が流れる場所には、ほぼ必ずルキセニア[lukisenia]が生息する。ルキセニアの生態は長らく解明されていなかったが、近年多数の地道な実地調査の結果、水場、特に流れのある水場にはほぼ100%生息しているだろうと考えられている。しかしながら未だ謎は多く、研究者の間では「幻惑の生命体」と呼ばれている。極めて弱いルシフェリン‐ルシフェラーゼ反応が観測されその存在が知られるようになったわけだが、未だ正式分類にも様々な説があり、混沌を極めている。ルシフェリン‐ルシフェラーゼ反応自体も微弱なため、流水上に見られる煌きを光の反射であると主張し続けている学者が今もって少なくないのも事実である。ルキセニアが何故水が流れる場所に生息するのかは未だ研究中であるが、最新の研究では、穏やかな湖面でも浅い水溜りでも、何らかの衝撃でその水に流れが生じると、ルキセニアが発生することがわかっており、更には、人体内に取り込まれた水分に人体内で流れが生じたときにも発生(もしくは潜伏後発生)する可能性があり、注目を集めている。一説には、体内で異常繁殖したルキセニアこそが若年層、特に思春期の若者が患うという原因不明の動悸、浮遊感、のぼせ、焦燥感、と関係があるのではないかとも言われており、人体への影響について、現在世界各地で日々研究が進んでいる。


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December 5, 2005 7:03 PMに投稿されたエントリーのページです。

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